週末、土曜日、俺、高町トーヤは近くの神社に建ち並ぶ露店の中で、一人さびしくホットケーキを焼いていた。
………いや、寂しくって言ってもお客さんはいっぱい来てるんだけどね。
どこでどう知ったのかは知らないけれども、翔翠亭特製のホットケーキを食べるチャンスということでたくさん人が来る。
まあ、俺にとっては好都合だった。何せ今一番気にしていることを気にかけなくて済むのだから。
「すいません、一つください」
「はい、300円です」
小さめのホットケーキが入っているプラスチックのパックを渡してお金を受け取る。
「ありがとうございました〜」
深々とお辞儀をする。
「さて、………もう材料ないぞ…。どうすりゃいいんだか」
買ってきた材料はかなり多めに用意してあったのだが、
開店してからの客の数が予想以上で、サイズを小さめにしないと間に合わない状況だった。
それにしても俺のホットケーキがこんなに好評だとは知らなかった。
翔翠亭のメニュー表にもすみに小さくしか書かれていないのに皆なんで知っているんだろう。
………俺、ここに来る前にもコックやってたのかな?それとも、兄弟でもいたのかな、結構大家族の。
まあ実際翔翠亭でバイトしてるのも生活するため、それ以外には何も考えてはいない。
なにせ、あの当時の俺は小さいカバン一つしか持ってなかったからな。
「………って、何余計なこと考えてるんだ。仕事しなきゃ、仕事」
クーラーボックスから残り少ないバターを取り出しフライパンに乗せる。
ホットケーキミックスをかき混ぜてそのまま流し込む。
どうせこれでおしまいなのだから問題はない。全部入れてやる!
「熱ちっ!」
生地の重さでフライパンが傾いて熱せられた鉄が手に押し当てられる。
そのせいで生地をこぼしてしまった。
「あーあ、勿体ねー」
………なにやってんだろ、俺。集中力、無さ過ぎだろ。
地面に落ちた生地を片付けながら、俺は今朝見た夢を思い出していた………
今日、久しぶりに夢を見た。
その夢の中では、俺はとある田舎に住んでいる一人の中学生。
両親と、一人の姉がいる。
家計は貧しくなく、かといって裕福でもない、ちょうどいいという言葉が似合う生活をしている。
そこでの俺は現実とは違って学校に通っていて、かなり頭もいいほうだった。
そして、その夢は、俺が姉さんと一緒に下校している所から始まる。
どこの田舎かわからないあぜ道を、二人で楽しそうに歩いて帰っている途中だ。
何を話しているのかはわからない。夢の中の俺は姉さんの話を聞き流しているからだ。
というより、なんか聞きたくなさそうな感じを受ける。夢の中の俺は姉さんのことが嫌いなんだろうか。
俺にもしも姉さんがいたら…………どうなってただろう、大切に……してあげられただろうか。
そんなわけで、現実の俺は夢の中の俺を、ちょっとうらやましそうに見つめていた。
二人で近くの公園によって、途中で買ってきたジュースを飲んでいる。
そのうちに姉さんがブランコに乗って遊び始める。夢の中の俺はそんな姉さんを見て『まるで子供のようだ』と感想をもらす。
そんな俺をお構いなしに姉さんはブランコを揺らし続ける。
ブランコが大きくゆれる、どんどんゆれ幅は増していく。
そして、遠心力に耐え切れなくなった姉さんがブランコから飛び出す。
俺は落ちてくる姉さんをしっかりと抱きかかえる。
そうしたら姉さんは俺のことを強く抱きしめてくる。どうやら弟、つまり夢の中の俺を溺愛しているのだろう。
夢の中の俺もまんざらではないらしい、頬を赤らめながら咳き込んだりしている。
………よくよく考えてみると夢の中の俺ってシスコンなんだな。
姉さんはどこからどう見てもブラコンだし、珍しい姉弟だな〜。
って、そんなことはどうでもいいの。続きだよ、続き。
といってもまあ、そのまま家に帰るだけだったんだよね、確か。
俺が気になったのはそこから先、二人が帰ってきてからのことだ。
姉さんに腕を組まれて恥ずかしそうにしながら家に帰ってくる、その先。
家にたどり着いて、鍵がかかっているドアを押し開けて家に入る。
玄関で靴を脱いでリビングまで進む。
そして二人がドアを開けた瞬間、二人の目の前には予想もしてなかった光景が広がる。
両親が、惨殺されているのだ。
血しぶきが部屋中を埋め尽くし、衣服が散乱し、部屋中見事に荒らされている。
その部屋の真ん中に、父さんと母さんが血まみれになって倒れている。
父さんのほうは右腕が飛んでおり、腹部が思い切り抉られている。とても、見ていられない。
母さんのほうはもっと酷い、両腕と左足がちぎられていて、肩から腹部にかけて大きな刀傷がついている。
それを見た瞬間、姉さんは意識を失い、その場に倒れこむ。
で、夢の中の俺はどうしているかというと、ただ、それを見ているだけだ。
何の感情も無く、ただそれを見ているだけ。
そのうちに、世界が真っ白に染まる、そこからが、一番不可解な部分だ。
その世界で、俺は誰かに呼ばれているような感覚を覚える。
どこから声が聞こえるのだろう、と思っていると、自分の背後からはっきりとした声が聞こえてくる。
『まだ目覚めないのか?』と、丁寧で、優雅で、優しさがこめられた口調で。
その声のするほうに、夢の中の俺はゆっくりと振り返ってみる。
あれは………誰なのだろう。
そこには、一人の少年が立っている。
紅い髪をしていて澄んだ蒼色の瞳を持ち、黒いコートと衣装を身にまとって、
背中から天使のような翼を六枚生やしている少年が、笑顔でこっちに手を差し伸べている。
夢の中の俺はそいつが伸ばしている手をつかもうとする。
だけど、掴めない。なぜなら夢はそこで終わるからだ。
………本当に、あいつは誰なのだろう。
知っているやつではない気がする。でも、夢の中に出てきたあいつと俺は、とても親しかったような気もする。
なんだろう、この矛盾した気持ちは。まるで自分で出した答えが回答のどれにも当てはまらなかった時と同じ気持ちだ。
いや、そんなことよりも、あの夢が本当にあった事なのかもしれないという考えが今俺の頭をもたげている。
あれがもし本当だったら、俺は、何故それを知っているんだろうか。
あの夢に出てきた姉弟は自分のことなのだろうか。
俺の両親は、あの夢の通りに惨殺されたのだろうか。
だけど、それを実証することは今の俺にはできない。
この島に来る前のことを知らなければなおさらだ。
それにしても、あの紅い髪の少年は誰だったのだろう。
そいつのことを考えると、ひどく懐かしい気持ちがあふれてくるので、俺はそこで思考を中断した………………
………あれ?
ん〜〜〜、どこかで見たことがある看板ですね。どこでしたっけ。
ああ!確か一週間ぐらい前に凛君と行ってきた翔翠亭ってお店の看板です。
ということは、またあのホットケーキが食べられるんですか〜〜〜〜!?
うわ、これはもう、強引にでも行くっきゃないです!
「凛くん、あっち行きましょう。あっち」
「へ?な、なんで?」
「いいから速く!急がないと売り切れになってしまうっす!」
「な、何の話だよ〜〜〜」
幸い腕組んでたので凛くんを連れて行くのは簡単でした。
それにしても凛くん、私がこういうことしても何の邪推も起こさないんですね〜、感心します。
……まあそれだけ鈍いってことでもありますが。
『あれ、ここ高町が働いているとこの屋台じゃねーか』
もう、凛くん気づくのが遅いっすよ。だから私のことにも気づいてくれないのかな〜。
「いらっしゃい………って」
『……………………』
あ、あれ!? い、今高町くんの心の声が聞こえてきませんでしたよ!?
な、何も考えていないなんてことは普通の人はありえません。最悪私と凛くんだな、って事ぐらい頭の中に浮かぶはずです。
そ、それがまったく聞こえない………?ど、どうなっているんでしょう。
「で?お二人さん、何にします?ったってホットケーキしかないんだけどさ」
「じゃあ二つ」
「……あいにく、一人分しか材料はありません。今から少し大きめに焼くので二人で分け合ってください」
へ〜、そんなに人気なんですね〜、って、
ええええええ!? ふ、二人で分け合えって、まっさかフォーク一つしか出さないなんて言いませんよね!?
り、凛くんも驚いてます。ふ、普通こういうこと言われませんよね。
あ〜もう!こんな時に心の声が聞こえたらいいのに!何で高町くんに限って聞こえないんでしょうか。
「ど、どうすることり………」
「え、えっと、どうしましょう………」
「ちなみに、これ逃したら材料はもうありませんので」
う〜〜〜!な、なんてこと言うんですか〜!
た、確かにその、私としては凛くんと分け合いながら食べるのはいいんですけど、
な、なんか恥ずかしい感じもするんですよ。
で、でもこれ逃したら食べるチャンスはしばらくないし………
あ〜もう!私どうしたらいいんでしょう?
「く、ください。それ」
「まいどあり〜」
へ?り、凛くん買っちゃうんですか!?
そ、それって私と………
『どうせことりが全部食べるから大丈夫だろ』
あ、な〜んだ、そういうわけですか………
き、期待して損しました。
「ふむ、やっぱり美味しいな」
「ですね〜、どうやったらこんなに美味しく作れるんでしょう」
結局あの後、私たちはなぜか恥ずかしそうにしながらその場を後にしました。
で、今は近くにあったベンチに座って買ってきたケーキを食べている所です。
それにしても、このホットケーキなんでこんなに美味しくできてるんでしょう。
この前店長さんに秘訣聞いて家で作ってみたんですが、どうにもあの味は出ません。
凛くんのためだと思って一生懸命にがんばったんですが。
………思えば、私が凛くんのこと好きだって気づいてからもう一週間経つんですね〜、
そうなってからいつも以上に彼のことが気になって仕方がありません。
今だってすんごく気にしてるっすよ。二人きりですし。
今日のデートだって多分凛くんはデートとも思ってないんですよ。ただ単に一緒にお祭りにきてるだけ、
それだけとしか思われてないのはちょっと悔しいです。
時折この鈍感さんが!って怒りたくもなるんですけど、まあ私はその辺にも惚れてしまってるからしょうがないかな、なんて思ってしまうんです。
………早く……気づいてくれないかなあ。
「……ことり?」
「はい?」
『もう……食べちゃったのかよ。いくら大好きだからって速いにも程があるぞ……』
え?
そ、そんなまさか。も、もう食べちゃっただなんてそんな………
って、
え〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?
ほ、本当に綺麗さっぱりなくなってる〜〜〜!?
あうう、また恥ずかしい所を見せてしまいました。
考えるのに夢中になりすぎて凛くんの分まで気が回りませんでした。
『ま、いいけどさ。食べたそうにしてたのことりだし』
あ、ありがとね。
「なあ」
「へ?は、はいっ!?」
「高町って、何であそこで働いているんだろ」
「え、さあ………なんででしょう」
『あいつは確か俺と同い年、普通なら学校に通っていてもおかしくないはずだ』
ああ、言われてみればそうです。
16歳っていったら普通は学校に通ってますもんね。
なにか………事情でもあるんでしょうか。
『金銭的なものならなんとでもなるのにな』
そうですね。
風見学園には奨学金があるので、もしも高町くんがお金のことで困っているならその話をすれば学校には通えます。
でも……彼、別に学校に通いたいっていう感じは受けなかったけどな。
現状に満足している雰囲気がしたんですが………
『どっちにしても、何で学校に行かないかの理由ぐらい聞いておかなきゃな』
凛くんってやっぱり優しいんですね。
本当に人のためを思って行動できる、すばらしい人です。
でも、何でこんなに高町くんのことを気にかけるのでしょう。
私はお話したことありませんから高町くんがどういう人なのか知りませんが、
なにか……人をひきつける力とかがあるんでしょうか。
「ことり、さっきの屋台にいこ」
「はい」
お礼も………言わなきゃいけませんしね。
「………もう帰った!?」
「ああ、トーヤのやつなら材料切れたから帰るって言ってた」
翔翠亭の店長さんが片付けをしながら凛くんの質問に答えています。
「あの、どこ行ったかわかりませんか?」
「さあな」
『何せあいつのことは謎な部分が多いからな』
謎って………よくそんな人を雇う気になりましたね。
「お前さんがた、あいつの友達かい?」
「ええまあ、そんなもんです」
『そうか、あいつにもやっと友達ができたか』
やっとって、今まで友達が一人もいなかったんですか?
ずっと、一人で……………
「ひまわり荘ってアパートを知ってるかい?もしも家へ帰る気だったんならたぶんそこにいるはずだ」
『というより、そこしか行く所が無いんだろうけどな』
……お家と、仕事場の往復。
単調すぎるほど単調な日々。
高町くんは、どんな気持ちで過ごしているんでしょう。
私だったら、多分、つまらないと考えるかもしれません。
だって、それ以外に何もしないなんて、今の私には考えられません。
あ、凛くんと一緒にいるだけなら大丈夫なんですが………
『行くか、いや、暦姉さんには早く帰って来いと言われてるし………』
「行きましょう!このさいお姉ちゃんの言いつけなんて無視していいです!」
って、またやってしまいました〜!
私が心読めるの知っている人いないんでしたっけ〜!
「行こう」
「へ?」
「行っていいんだろ?じゃ、早く行こう」
「は、はい」
凛くんが私の腕を引っ張って屋台の間を走り抜けます。
で、でもちょーっと速いっすよ凛くん。
わ、私そんなに運動神経あるほうじゃないですからね!?
「え〜と、どっちだったっけか………」
神社の出口でどっちに行くか迷ってしまいました。
こういうとき、私は口出しできません。
なにせ、いっつも迷子になって凛くんを困らせてますから。
悪いとは思ってるんですよ、でも何故か迷ってしまうんです。
「確か………右だ!右!」
「は、はいっす」
わ〜!ちょっと凛くん!さっきより速いですってば!
あ、焦るにも程がありますって!
「あれ?おっかしいな………」
え?
な、何不吉なこと言ってるんですか?
も、もしかして………
『ヤバイ、道に迷ったかもしれない』
やっぱりですか〜〜〜!!
どーりでおかしいなとは思ってましたけど、まさか本当に迷ってるなんて思いませんでした!
と言っても私は凛くんよりもっと道に迷ってますから何も言えないんですけどね………
『あの看板があっちにあるから……、この通りをまっすぐ行って右、それからしばらく行って左だったかな。よし、行ってみるか』
わ〜、さっすが凛くん、頼りになります!
私一人だったらこうは行きませんよ。
多分公衆電話を探すだけでさらに迷ってしまいます。
それでいっつも彼に迷惑を………って、
な、なに考えてるんですか!か、関係ないじゃないですか!
うう、やっぱり意識しすぎちゃってるのかな………
「着いた」
え?
あ、確かにここですね。
凛くんが昔住んでたアパート、ひまわり荘です。
「あいつは確か205号室。え〜と、そしたら二階だな」
ぎしぎしと音を立てて階段を上がります。
……は、はっきり言ってあんまりその、き、綺麗な所じゃありませんよね。
なんか、鼠とかが住んでそう。
あ、それはそれでいいかもしれないっす。鼠って結構可愛いし。
「おーい、高町ー、いるかー?」
「ハイハイどちら様……?って」
『………………………………』
ま、また聞こえませんでした!
本当にどうなっているのでしょう?
「……何か用?あるならあがって欲しいんだけど」
「ああ、じゃあ入らせてもらうぞ」
「お邪魔します」
「はいどーぞ」
そんなこんなであがらせてもらうことになりました。
意外と室内は綺麗です。物はきっちりと整頓されているし、余計なポスターなども無いですし。
というより、生活に必要なもの以外ではベッドに立てかけてあるベースぐらいしか置いてないっていうのが本当でしょうか。
パソコンもないし、テレビだってかなりの旧式です。
よっぽどお金が無いんでしょうか。
「で?何の用?」
「なあ、何でお前学校に通わないんだ?」
「……なんで、そんなこと聞く?」
た、高町くんの顔がいきなり険しくなりましたよ!?
り、凛くん何か気に障ることでもいいましたか!?
「別に、なんでかな〜、と思って」
「じゃ、話す必要ないな。用はすんだだろ、親御さんが心配しないうちにとっとと帰れ」
「………その言い方はないだろ……」
「じゃどういう言い方して欲しい?」
ちょ、ちょっと二人とも、な、なんだか喧嘩でもしそうな雰囲気ですよ。
「……帰る。行くぞことり」
「あ、はい。じゃ、高町くんお邪魔しました」
「……余計な心配するな」
「は?」
「…お前にはやらなきゃいけないことがあるだろ、だから、俺なんかの事で、余計な心配しなくていい」
「……………」
「それだけだ」
『…………………………』
……どういうつもり…なんでしょう。
高町くんは完全に怒ってました。
でも、喧嘩なんてしませんでした。あくまで、ただ凛くんと言葉を交わしただけです。
それに最後に言ったあの言葉………
なんなんでしょう、あの人は。
凛くんのやらなきゃいけないことって行方不明のお母さんを探すことなんでしょうか。
それとも道化師で活動すること?
学校に………通うこと?
………私にはさっぱりです。
高町くんの考えていることがまったくわかりません。
「ことり」
「はい」
「……俺、あいつのこと怒らせちゃったのかな」
「…私は、どっちとも言えないっす」
『人には触れられたくない部分がある、か』
ああ、そういうことなんですね。
凛くん、反省してるんだ。
自分の言ったことが高町くんを傷つけたんじゃないかって、そう思うんですね。
でも、私はそんなこと無いと思うっすよ。
なんて言ったらいいのかわかりませんけど、高町くんは傷ついたからあんなこと言ったんじゃないと思います。
高町くんもわかってるんでしょう、そのことについては。
「……謝ったほうがいいかなあ………」
「いや、別にいいんじゃないっすか?」
「…………………」
「高町くんだって、きっと今ごろ凛くんと同じような気持ちになってるはずです」
「……だと、いいんだけどな」
『………俺の勝手な希望だけどな』
それで、いいんです。
だってマイナスな事考えるよりはプラスな事望んだり考えたりしたほうが楽しいじゃないですか。
私は凛くんが悲しむ所、あまり見たくないんです。
ずっと、私のそばでわらっていてくださいね………………
続く…
あとがき、
見づらかった人、手あげて。
わかりにくかった人、足下げて。
視点の切り替えについて来れなかった人、その場で後方宙返りして。
てな感じで今回は視点が途中で入れ替わる話になりました。最初がトーヤ視点、途中からことりさん視点です。
本当は少し邪道なのでやめようかと思いましたがこうでもしないと表現しづらいってことでこうなりました。
書いてて一番気を使ったのはトーヤと凛くんが臨戦態勢になる部分です。
最初は喧嘩などせずにいく予定でしたが、書いていくうちに勝手に喧嘩が始まりました。(笑)
普段のストレスが作品に出てしまったいい例です。これからは気をつけます。
さて、ようやくことりさんの視点が出てきました。作者としては書くのに気を使うキャラNo1です。
何せ原作を壊さないように、壊さないようにと言葉を選んで書くわけですから通常より書くのに時間がかかります。
さて、これからは視点が最大四人の間で変わります。
誰が出るかはお楽しみって事で。
それでは。